UAEでは、大型観光・エンターテインメント施設への投資がさらに加速しています。
Arabian Businessが取り上げた最新の観光開発では、アブダビのSphere Abu Dhabiに17億ドル、Yas Islandには今後5年間で120億AED超(約5,160億円)の追加投資が予定されています。
特に注目したいのは、これらが単発の大型施設ではなく、UAE全体で「観光客が滞在する理由」を増やす動きになっている点です。
Sphere Abu Dhabiとは?
Sphere Abu Dhabiは、ラスベガスで話題になった巨大球体型エンターテインメント施設「Sphere」のアブダビ版です。
Abu Dhabi Media Officeによると、建設費は17億ドル。Yas MallとSeaWorld Abu Dhabiの間に建設され、2029年末までの完成が予定されています。
最大収容人数は約2万人で、没入型映像コンテンツ、コンサート、スポーツイベント、企業イベントなどに対応します。
米国外に建設されるSphereとしては世界初です。
Yas Islandにはさらに120億AED超
さらにMiralは、Yas Islandに対して今後5年間で**120億AED超(約5,160億円)**を投資すると発表しています。
投資対象には、
- 既存テーマパークの拡張
- 新しいライドや体験型施設
- ホテル客室の追加
- 新規観光施設の開発
などが含まれます。
重要なのは、この120億AEDにDisneyのテーマパークリゾート計画は含まれていないことです。
つまり、Disneyとは別にこれだけの資金がYas Islandへ投入されることになります。
「ホテルを建てる」だけではないUAEの観光戦略
UAEの観光開発を見ていると、単にホテルや住宅を増やすのではなく、
「そこへ行かなければ体験できないもの」を作る
という方向性がかなり明確です。
Yas IslandにはすでにFerrari World、Warner Bros. World、SeaWorld、F1のYas Marina Circuitがあり、今後はDisneyとSphereも加わります。
人を呼ぶ施設が増えれば、ホテル、レストラン、小売、交通、そして周辺住宅への需要にもつながります。不動産を見る上でも、新しい物件の数だけではなく、その街に将来どれだけ人が訪れる理由が増えるのかを見ることは重要です。
今回の一連の投資は、Yas Islandが単なるテーマパークエリアではなく、世界的な観光・エンターテインメント拠点を目指していることを示しています。
